【実録】ワーママ転職成功ガイド|後悔しない転職条件の設定と実践法

ワーママ転職事情

近年、ワーキングマザーの転職は珍しくなくなってきました。ワーキングマザー4,000人以上に調査した結果、小学校低学年以下の子供を持つワーママのうち、直近1年以内に転職活動をした人は37%に上り、転職活動をした人のうち転職を実現した人は76%という結果が出ています。

つまり「子育て中だから転職は難しい」時代ではなくなってきているのです。この背景には リモートワークや時短制度の普及、男女平等など価値観の変化、企業のダイバーシティ推進による受入体制の軟化などが影響しています。

一方でワーキングマザーが「転職活動をする時間が取りづらい」事実は揺るぎありません。そのためこの記事では、満足度の高い転職活動をした人に共通する、限られた時間の中で転職成功率を最大化する方法を紹介していきたいと思います。

【STEP1】まず休む

まずお伝えしたいのは「休むことの大切さ」です。転職を考えるワーママにとって、最初に必要なのは「じっくり考える時間」以外にありません。仕事と家事・育児に追われる毎日の隙間時間では、転職活動に向き合うのは誰でも困難です。

休むのは、たった1日でかまいません。その1日を使って、「なぜ転職したいのか」「どんな職場環境や仕事内容を望んでいるのか」を整理しましょう。小さなお子さんがいる方でも、1日休みを確保する方法はいくつかあります。

  • 平日に有給をとる
  • 土日に家族に子供を任せてみる
  • ベビーシッターを依頼する、等

ワーママの中には休むことに罪悪感をもつ方も多くいます。 でも、冷静に考えてみてください。24時間365日休みなしで働いている人が1日休むことを誰もとがめません。家族や職場に1日の負担もかけず、このまま辛い働き方を続けるのか、1日協力してもらい、健やかな環境に移るのかだと、後者の方が人生・家族にとって良いのは確実です。

ベビーシッターは半日雇うと1.5万円程の出費になりますが、自治体の補助を利用するとかなり安くすむため、家族の協力を得ることが難しい方はぜひ検討してみてください。補助金などの詳細は、下記の記事でも紹介しています。

(参考)初めてでも安心!ベビーシッターの選び方と上手な使い方ガイド

【STEP2】譲れない条件を決める

転職活動がなかなか前に進まない人の共通点は、具体的な希望条件を決めないことです。その結果、なんとなく「今よりいい職場はない」と思い込んでしまうのです。その状態では外に踏み出すのが怖く、不満を抱えたまま現状を維持するしかなくなります。

今の職場の条件を分解し、譲れるものと譲れないものに仕分けていきましょう。 不満を抱いている理由も書き出して、新しい職場に求める条件も明らかにしていきます。下記のようにノートに整理していくと、頭がスッキリします。

きれいに書かなくていいので、思いつくままに書き、譲れない条件に色をつけていってください。 数時間の整理で、自ずと転職先に求める勤務条件と優先順位が決まってきます。 条件が思いつかない人は、下記の記事も参考にしてみてください。

【仕事と子育ての両立タイプ診断】診断結果別の職場の選び方ガイド

条件が決まったら、あとは条件を絞って仕事を探すだけ。もうスタートラインは切れています。
全ての条件を満たす職場はなかなかなくても、優先度トップ3ぐらいの条件をかなえる職場であれば案外沢山見つかります。「それでも、もし失敗したら…」と不安に感じる方にお伝えしたいのは、「転職活動をする」=「必ず転職する」ではないということです。転職活動をした結果、「やはり今の職場が一番良い」という結論に至るケースも少なくありません。あくまで自分の選択肢を広げるための行動と考えてみましょう。

【STEP3】情報収集は無料で外注する

転職したい条件が決まった後に立ちはだかるハードルは、何十万件とある求人の中から、希望に合った募集を探すことです。探すだけで疲れてしまいますし、ワーママが列挙する事細かな勤務条件や、働きやすさの実態は求人広告には表れていないことがほとんどです。希望条件にあった求人探しは、プロに外注してしまいましょう。

仕事探しを外注する先は、信頼できる「転職エージェントサービス」と、マッチング率が高い「大手スカウトサービス」です。少子化する日本では、転職斡旋サービスの進化が目覚ましいです。どのサービスも人材発掘に奔走しているため、相性のいいプロに出会えるチャンスは沢山あります。

ポイントはエージェント、スカウトサービスともに無料であること、職務経歴書がなくても活動を開始できることです。エージェントとスカウトサービスを掛け合わせることで、最速で厳選された求人と巡り合うことができます。

また、これらのサービスには「まだ転職すると決めていない」状態でも登録が可能です。相談のみでも対応してくれるケースがほとんどであるため、迷ったら登録してみましょう。

子育て中のワーママ135人に聞いた『おすすめ転職エージェント』ランキング
ワーママ必見!目的別スカウトサービスの決定版

【STEP4】「カジュアル面談」を活用してみる

転職活動の次のハードルは「選考」です。特に初めての転職や、久しぶりの転職の場合、企業にジャッジされることに抵抗を感じるのも無理はありません。

そうした状況の際にチャレンジしやすいのは「カジュアル面談」です。カジュアル面談は、企業と応募者がお互いを知るために行う面談のことであり、多くの場合面談によって合否の結論は出されません。特徴としては、

  • 面接官だけでなく、実際に一緒に働く社員が担当することも多い
  • 応募者から企業への質問も歓迎される
  • 双方のミスマッチを防ぐ目的が強い

といった内容が挙げられます。カジュアル面談でいくつかの企業に会ってみて、相性が良いと感じた企業にのみ選考の申込をすることも可能です。2024年時点で半数の企業が「カジュアル面談」を実施していることがわかっています(情報元:キャリア採用での「カジュアル面談」実施企業が急増、半数を超える。期待する効果は「ミスマッチ防止」が最多、次いで「志望意欲醸成」「応募数を増やす」

【STEP5】タイミングを見極める

ここまでの動きは、情報収集であるため見切り発車で全く問題ありませんが、実際に転職を実行するタイミングは、少し慎重に見極める必要があります。選択肢や方向性がある程度見えた段階で、本格的に転職活動を進めるタイミングを決めていきましょう。

転職するタイミングを見極める上でチェックする必要があるのは下記3点です。

  • 自分の年齢(特に29歳、34歳、39歳、44歳の節目は意識しましょう)
  • 家族の状態(夫の仕事の忙しさ、住居環境の変化予定など)
  • 子供の年齢

子供は何歳の時でも転職はできますが、特に2-3歳、小学校入学前、小学校3~4年生の時に転職する人が増える傾向があります。詳しくは下記の記事でも紹介しています。

【転職の決断、いつが正解?】700人のワーママが選んだ転職タイミングと”その後の働き方の変化”とは?

自分のキャリアと家族の状況を踏まえ「今転職するのか」「数年後に転職するのか」目標時期を決めましょう。時期を決めたら、あとは選考に進むだけです。

繰り返しますが、転職活動はうまくいかなければやめても構いません。タイミングよく良い出会いがあればラッキーくらいの気持ちで、それでも譲れない条件だけはぶらさないようにすれば、転職成功の可能性は必ず高まります。

まとめ

ワーキングマザーの転職は、中長期的な目標をもち、計画的に進めると落ち着いて進めることができます。これはワーママに限ったことではないですが、キャリアは山登りに近く、一歩ずつ少しずつ目標に近づくのが現実解です。

3児を育てるワーキングマザーである私も、30代前半までは「最速でステップアップしなければ」と常に焦っていました。その結果、子育てを制約に感じる自分に罪悪感を覚え、仕事は思うように成果が出せず、毎日足のつかないプールで溺れているような気分でした。

そんな生活が続けられるわけなく、一度心が壊れたことで、子どもへの向き合い方も変わりました。そうして子育てに向き合うことで、子育てが一朝一夕に終わらないように、自分の成長もまた時間をかけて歩んでいくものだと、徐々に思えるようになっていきました。

最近R25で、2人のお子さんを育てる連続企業家の成田修造さんの記事を読み、強く共感しました。簡単にいうと、

  • 仕事にフルベットしない
  • 転職活動はもちろん、家族のことも「解像度を高く目標をもつ」
  • 目標は中長期目線で立てる

といったことついて述べられています。

目の前の仕事や期日にとらわれ過ぎず、ずっと先の未来を見た時に、今自分がいる場所がその方角と合っているか、そんな目線で向き合ってみると、転職活動もより進めやすくなると思います。

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