ワーママ必見!子どもが4~5歳の転職で小学生生活をスムーズに始める方法

ワーママ転職事情

この記事では、4歳~5歳の子どもを持つ女性が転職活動をする際に、押さえておきたいポイントをまとめています。

筆者の経歴

人材業界で13年間企業の採用支援を経験。第三子が乳児・自身が30代後半の時に異業種転職を経験。ワーママの転職方法を体系化し、多くの女性に納得のいくキャリアを選んでほしいという思いから本ブログを立ち上げました。

子どもが4歳~5歳の期間はワーママの二度目の転職ピーク

子どもが4歳~5歳の期間は、子育て期間中のママに訪れる2度目の転職ピークです。この時期に転職が増えるのは、子どもが食事や着替えなどを自分でできるようになり、ママの負担が軽くなること。そして、小学校入学に向けて環境を整えようと考える人が増えるためです。

グラフからもわかるように、子どもが小学1年生の時期に転職するワーママは、0歳児のタイミングと同じくらい少なくなります。これは「小1の壁」と呼ばれる、小学校入学直後の環境変化による負担が、ワーキングペアレンツにとって非常に大きいことを示しています。

そのため、子どもが4歳~5歳までの期間の転職で、環境の変化に対応できる職場へ移ることが、共働き家庭の家族にとっても、ママ自身のキャリアにとっても重要になるのです。

4歳から5歳の子をもつワーママの転職活動量(活動期間と応募社数)

4歳から5歳の子をもつ社員のワーキングマザーで、転職に成功した人がどれくらいの転職活動を行ったのか調査しました。転職活動期間は「1か月~3か月未満」が最多(64.1%)で応募社数は「6~10社」が最多(33.3%)となっています。

小一の壁に備えあって憂いなし

この年代での転職は、「小1の壁」を意識した転職をしておくことが、2~3年先を見据えた時にとても重要になります。

~小1の壁とは~
以下のような環境の変化で親の働ける時間が一時的に減り両立が困難になること
・登校時間が遅い(8時代)
・毎日の宿題持ち物のサポート
・長期休暇の学童用の弁当作り
・登校渋り
・保護者会等の平日行事の増加
・習い事の送迎

ワーキングマザーのクチコミから、特に小学校低学年の間にあると良い勤務条件と、その理由を解説します。ご自身に合った条件を参考にして取り入れてみてください。

  • リモート勤務が可能であること
    (特に学童激戦区の場合、子供が早く帰宅することを想定しておく必要があります)
  • 子供が小学生以上でも時短勤務の利用が認められていること
    (小学生以上でも時短勤務が認められている企業は3割未満と少ないため意識して探す必要があります)
  • フレックス制度や時間休などを使い、平日数時間の退席が許されること
    (小学校は保護者会やPTAなど、平日の集まりが年に複数回あります)
  • 夏休み期間にまとまった休暇が取れること
    (子供の夏休みは1か月以上と長く、その間平日は毎日学童に通うことになります。親に夏季休暇があると子供の夏休みに旅行の予定などを入れることができます)

子育てが落ち着いた女性の活躍実績がある企業がおすすめ

子供が4歳~5歳で転職する場合、入社してすぐに子どもが小学生になる場合、垂直的なキャリアアップは難しいと考えておく方が無難です。そうした状況で、一度子育てに軸足を置くと戦力外とみなされてポストを狙いにくい会社では、キャリア形成は厳しくなります。

そのため転職先を探す時には、下記のような条件に当てはまる会社を選んでおくと、学校生活が落ち着きまた仕事を頑張りたいと思った時に、手ごたえを得やすくなります。

  • 子育てがひと段落した女性管理職が多い
  • 希望に応じて中長期的な働き方の調整ができる(またそうした働き方をしている女性が多い)
  • 習得に時間がかかる仕事や職種である(細く長くでも、続けることでキャリアアップが描ける)
  • 子育て経験が活きる業界である(教育・保育など経験が企画やサービスの質につながる業界)

まとめ

4歳~5歳の子どもを育てるワーママにとって、今は小学校入学に向けた大切な準備期間です。子どもの入学準備に加え、お住まいの地域の学童の入りやすさや、学校と家の距離、小学1年生の時間割などを考慮し、生活のシミュレーションをしてみましょう。これにより、親の働き方への影響も把握できます。

そのうえで、働き方を変える必要が高い場合は、子育てが落ち着いた後のキャリアと働き方の両立ができる職場を探すことが大切です。

下記の記事では、ワーママの転職方法を5つのステップでわかりやすく解説しています。転職を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

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