日経DUALの調査で、ワーママの8割は転職を考えたことがあるが、実際に転職活動をしているのは2割というデータがあります。

日経DUAL ワーママの8割が「転職を考えたことがある」の275人のアンケートより引用
転職を考えているのに転職活動をしていない理由の1位は「今の職場に満足はしてないが我慢できるから」2位は「忙しくて転職活動の時間が取れないから」でした。目の前の仕事と育児で転職活動の時間が取れず、我慢しながら働き続けているママたちの実態が浮かびあがります。
そこで今回、思い切って転職活動をした30代のワーママ166人に、転職活動のリアルを調査いたしました。
転職活理由、転職活動期間や受けた面接数とその決定率、転職活動をしてよかったこと・後悔していることなどのリアルな実態を紹介します。
30代子育て中のワーママたちの転職理由(求める条件と前職の不満点)
30代のワーママが、転職先で重要視した条件のトップ3は「労働時間」「収入」「休日」でした。転職活動前の不満では、1位が「収入」となり、子育てと両立できる労働条件を最優先に置きながら、潜在的には収入やキャリアの向上も大事にしていることがわかります。

調査時期:2024年12月 調査方法:インターネット調査 調査対象者:直近1年以内に転職活動を行った子供がいる30代の女性166人
具体的にママたちがあげた希望条件には以下のようなものがありました。
- 子供の急な体調不良などの休み、遅刻、早退の融通が利くこと
- 子供の帰宅時間に間に合うように帰れること
- 土日休みであること
- 給与が現職から変わらない、できればベースアップがのぞめること
- ボーナス額(が高いこと)
- 福利厚生がしっかりしていること
- フルリモートが可能なこと
- フレックス制度があること
どのママも希望条件を明確にして仕事探しをしている印象があります。
30代ワーママの転職活動期間と応募社数
30代のワーママは、職場でも家庭でも頼られ大忙しのため、転職活動期間が長くなる傾向があることがわかっています。転職活動にかけた期間は1か月~3か月未満がボリュームゾーンですが、3か月以上かけるママも4割以上います。

調査時期:2024年12月 調査方法:インターネット調査 調査対象者:直近1年以内に転職活動を行った子供がいる30代の女性166人
平均応募社数は、1-5社が最も多いですが、実際に転職が決定した割合は応募社数が10社以下のグループが65%であったのに対し、11社以上のグループは80%を超えています。じっくり情報収集し、無理のないペースで選考を進めることが、ワーママの転職成就の鍵になります。
子育て中の転職活動においては、ある程度期間がかかることを覚悟が必要です。そのため今いる会社をすぐに辞めるのではなく、少しずつペースダウンしながら転職活動時間を捻出することが満足度の高い転職活動を行うコツです。
面接のスケジュールは、希望を伝えれば企業側も選択肢を提示してくれるので、家族やベビーシッターさんの協力や時間休の取得を計画的に行い面接時間を確保しているというママたちの声もありました。
30代ワーママの、転職活動をして良かったこと、後悔していること
転職活動前は不安を抱えていた方が8割以上いる中で、実際に転職活動をしてみた結果、活動をして良かったと考えている方も約8割いることがわかりました。転職活動の結果、転職をしなかった人も、活動をして良かったという声が過半数になっています。

調査時期:2024年12月 調査方法:インターネット調査 調査対象者:直近1年以内に転職活動を行った子供がいる30代の女性166人
転職活動をして良かった理由には以下のように、探してみたら希望条件の仕事が見つかったという声が多く見られました。
- 残業代がきちんとつき、定時で終わる。職場の雰囲気もよく働きやすい
- 家族の時間を増やすことができた
- 育児との両立が年収を下げることなくできた
また、転職活動をしたものの、実際に転職先が決定しなかったというママたちからも、以下のような声が上がっていました。自分の環境を自分で変える動きを行うこと自体が、自信につながるという意見も出ています。
- 会社への帰属意識をもたなくなった
- ストレスを自分で解決できた
- 結果うまくいかなかったがやってみて満足した
逆に転職活動をして悪かった(後悔している)という声には以下のようなものが挙がっています。
- 良い条件の会社が見つからなかった
- 入りたい会社が見つからなかった
- 仕事がすぐに見つからず疲れてしまった
ワーママの転職活動は、短期間で高い目標を設定し、数をこなそうとすると疲弊しやすいです。希望条件を書き出し、優先順位をつけ、一つでもクリアすること、今より1歩でも前に進めることを目標にすると、少しずつ良い会社に出会えるようになっていきます。
転職活動経験のある30代のワーママから、これから転職活動をする同年代のママたちへのアドバイス
直近1年間で転職活動をした30代のワーママたちから、これから転職活動をするママたちへのアドバイスを紹介します。

- まずはワークライフバランスに違和感や無理を感じたら放置しないですぐに行動し始めること。時には上司などを巻き込んで積極的に転職に当てる時間を捻出して早めに決まるよう動くこと。日頃から転職についての業界の情報などを手に入れておくこと(32歳 子の年齢:小1)
- 子育ての先を見て決めた方が良い(31歳 子の年齢:2歳)
- 兎に角自分が納得出来る内容の所に応募して、面接での相手の様子を絶対に見逃さない事。少しでも不満があれば採用通知がきても、辞退する事をアドバイスします(36歳 子の年齢:小4)
- 父親(パートナー)と対等でいられるよう、経済的な自立を大切にしてほしい(37歳 子の年齢:小4)
- 理想を追求しながらも条件を下げることも考える(34歳 子の年齢:4歳)
- 転職活動中は忙しくしんどいけど、良いところに転職できれば子供との時間も増え、いいことが待っています!(33歳 子の年齢:3歳)
『転職』のハードルは高いですが、『転職活動』は比較的簡単にはじめられ、リスクもありません。求人件数は数十万件単位で存在します。まずは子供が寝た後にスマホで求人情報を見るところからスタートしてみるだけでも、転職活動のスタートラインを切れています。低いハードルを少しずつ設定することで、忙しいワーママでも無理なく転職活動を進めることができます。
直近1年以内に転職活動をしたワーママがおすすめする転職サイトも以下の記事でご紹介しているため、気になるものはぜひ登録してみてください。

