1歳児の子をもつワーママの転職成功法

ワーママ転職事情

この記事では、1歳の子を持つ女性が転職活動を成功させるためのノウハウをまとめました。

筆者の経歴

人材業界で13年間企業の採用支援を経験。第三子が乳児・自身が30代後半の時に異業種転職を経験し、100社との面接を経て年収アップに成功。ワーママの転職方法を体系化し、多くの女性に納得のいくキャリアを選んでほしいという思いから本ブログを立ち上げました。

1歳児のママは転職できるのか

気になる周囲の動きですが、結論1歳児のママの転職活動率は高いです。
調査の結果、0歳児のママが1割しか転職活動を行わないのに対し、1歳児のママの3~4割は転職活動を行っています。 また、1歳児のママで面接を伴う転職活動を行った方のうち8割は転職できたというデータも出ており、1歳児の子をもつ女性の転職は可能です

調査時期:2024年12月  調査方法:インターネット調査  調査対象者:子供がいる4,400人の女性(転職活動実施者は772人)

1歳児の子をもつワーママの転職活動量(活動期間と応募社数)

実際に社員の転職に成功した方々がどのぐらい転職活動を行ったのか見ていきましょう。
調査の結果、1歳児の子をもつ女性の転職活動期間は「1か月~3か月未満」が最多(75%)で、応募社数は「1~5社」(38.1%)に次いで「11~20社」(28.6%)が多い結果となりました。

また、実際に転職できた方と、できなかった方で活動期間・応募社数に大差はなく、量よりも自分のスキルやタイプに合った企業と出会えているかといった質が重要であることもわかりました。

1歳児のワーママが、転職するときにぶつかる壁と、その乗り越え方

復職してすぐのこの時期は、家族全員が目まぐるしい環境変化の渦中にいます。

自分仕事を再開して1年未満。
子供の風邪で急なお休み、お迎えが多く、仕事が安定して行えない。
基本的に睡眠不足。
子供立ち歩きが始まり目が離せない。
単語を話し始めるが、まだ会話は成立しない。
パパママの仕事が始まり、家事育児の分担の見直し直後でパパなりに余裕がない。

この時期は本当に大変ですよね。

復職したばかりのワーママにとって、いちばん大きな壁は「とにかく時間が足りないこと」です。さらに、頼りたいパパも忙しくて余裕がないケースが多く、ワンオペ状態になりがちです。

そしてもうひとつの大きなハードルは、「子育てと仕事を両立しやすい会社」を自分で見つけるのがとても難しいということ。小さな子どもがいるからこそ、働きやすい職場を選びたいのに、それを探す時間も手間もなかなか取れないのが現実です。

この時期のワーママが転職を成功させるためには、時間のかかる「キャリアの方向性の整理」と「求人探し」をできるだけスピーディに進めることが最大のポイントです。

多くの人が転職活動でつまずくのは、自分の進みたいキャリアがはっきりしないまま、なんとなく転職サイトを見て、「自分に合う求人がない」と思い込んでしまうことです。

ここからは、そんな行き詰まりを防ぎ、効率よく転職活動を進めるための具体的な方法をご紹介します。

ステップ1:一人時間を確保する(半日)

最初の一歩は、まとまった一人時間を半日確保することです。
一人時間をとる方法には以下のような手段があります。

  • 平日に有給をとる
  • 土日に家族に見てもらう
  • ベビーシッターに見てもらう

どの方法も心苦しさがあると思いますが、腹決めが必要です。
家族や職場に1日の負担もかけず、このまま辛い仕事を続けるのか、たった1日協力してもらい、健やかに働けるようになるのかだと、後者の方がこれからの人生・家族にとって良いのは確実です。

ベビーシッターは半日雇うと1.5万円程の出費になりますが、自治体の補助を利用するとかなり安くすむため、家族の協力を得ることが難しい方はぜひ検討してみてください。

ステップ2:転職エージェントとスカウトサービスに代わりに仕事を探してもらう

半日の時間が取れたら、まずは「信頼できる転職エージェント」と「大手スカウトサービス」に複数登録してみましょう。このステップだけで、「キャリアの方向性を整理すること」や「求人探し」にかかる時間を大きく短縮できます。

なぜなら、エージェントやスカウトサービスは、こちらの希望をくみ取って、ワーママに合った働きやすい求人を“提案型”で紹介してくれるからです。自分ひとりで探すより、はるかに効率的なんです。

~エージェントは「ワーママが働きやすい職場」を見つける強い味方~
転職エージェントでは、多くの求職者の成功と失敗を見てきたカウンセラーがキャリア相談に乗ってくれるため、一人で悩むより早く、客観的にキャリアの方向性を整理できます。中には選考書類の作成支援や添削をしてくれるサービスもあり、書類準備もはかどります。

そしてワーママにとって、ただ条件が合うだけでなく「本当に働きやすい職場かどうか」はとても重要なポイントです。
エージェントを使えば、「その会社はホワイトか?」「ワーママが実際に活躍しているか?」「女性の離職率はどうか?」といった、求人サイトには出てこない“リアルな情報”をもとに仕事を選ぶことができます。
なぜなら、エージェントは企業の内情に詳しく、実際に転職した人のクチコミも耳に入るためです。エージェントを活用することで、仕事探しが効率化するだけでなく、入社後実態が違ったという失敗も未然に防ぐことができます。

~スカウトサービスは「採用されやすい」企業と出会うことができる~

スカウトサービスは、基本的なプロフィール(年齢・職歴・在籍企業・転職回数など)を登録するだけで、企業からスカウトが届く仕組みです。これにより、自分のキャリアや年齢で「どんな企業から声がかかるのか」「どんな働き方が選べそうか」が自然と見えてきます。いきなり応募するのはハードルが高くても、スカウトなら“受け身”で可能性を広げられるのが魅力です。また、スカウト経由の応募は、書類選考が免除となるケースもあり、速く採用が決まる企業に出会うことができます。

ポイントは、エージェント、スカウトサービスともに無料であること、職務経歴書がなくても活動を開始できることです。エージェントとスカウトサービスを掛け合わせることで、最速で厳選された求人と巡り合うことができます。

なお、複数サービス登録をおすすめする理由は、「相性」です。特にエージェントは、相性の良しあしや担当者の力量で選考の通過率が確実に変わります。 レアなケースですが、私はあるエージェント経由では書類落ちした企業が、他のエージェントで同じ企業の他部署に繋がり、内定までたどり着いたことありました。この人なら任せられると思える人を見つけられるよう、複数人と面談して選ぶことをおすすめします。

エージェント、スカウトサービスの登録が完了すれば、もうスタートラインに立てています。

ステップ3:転職の軸を書き出す

残りの時間で、選考が進んだ時に正しい選択ができるよう、転職の軸となる5W1Hを書き出しておきましょう。

  • Why なぜ転職したいか
  • When いつまでに転職したいか
  • Where 勤務場所はどこが良いか
  • Who どんな人と働きたいか
  • What 転職先に求める条件と優先順位
  • How 理想の転職先から必要とされるために、自分のどんなスキルや経験がPRできるか

ここで書き出した軸をもとに、複数の候補先に優先順位をつけたり、内定承諾するかを判断します。キャリアの方向性は、これだけで充分整理できています。

「転職活動」とひとくくりにすると大変ですが、ステップを分解すると決して難しい作業ではありません。
半日ほどの準備時間があれば、自分のキャリアの方向性が整理でき、相談できるプロが見つかり、自分に合った企業候補がいくつか揃い、転職の土台を充分に整えることができます。

また、転職活動前のワーママの多くは、面接時間が取れないことを不安視しがちですが、それはあまり心配しなくても大丈夫です。なぜなら昨今多くの企業がオンライン面接に対応しており、ママの都合を考慮してくれる企業も増えているためです。エージェントサービスは、平日昼間に働いている人を前提としているため、夜間や土日でも面談に対応してくれます。

実際に転職活動を行った1歳児の子をもつワーママのうち、転職活動時間の捻出に関する不安を持った方が8割いたものの、その6割以上が時間の問題は解決できたと答えています。

調査時期:2024年12月
調査方法:インターネット調査
調査対象者:直近1年以内に転職活動を行った20代~40代の子供のいる女性400人

まとめ

1歳の子どもを育てながら働くママは、転職活動を始める人が多く、実際に転職に成功するケースも多いです。

ただし、「転職活動の時間が取れない」「希望に合う求人が見つからない」といった壁にぶつかることもあります。
これらの課題は、次のようなステップを踏めば、無理なく乗り越えることができます。

  1. 一人の時間を意識的に作る
  2. 転職エージェントやスカウトサービスに登録する
  3. 自分の希望条件(転職の軸)を紙に書き出す

このように準備を進めれば、負担を抑えながら効率よく転職活動を進めることができますよ。

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